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それから、すこしたって。 せいは、おいらのめじりに、ちゅ、と。 せいの、ちゅう、すき あまくて このよのものじゃ、ないくらい あたたかくて 「…ん、う…」 「…うーちゃん、」 「…せー、え…」 「んふふ、」 「…もっと、お」 「…チュウ?」 「ふ、ん」 「…何回だってしてあげますよ」 せいのくちびるが、おいらにあたるとき、むねが、はげしくなる。 どくっ、どくっ、 はげしく、うごいて はげしく、せいをもとめて 「…せー、ん…」 なまえをよぼうとしたら、また、ちゅ、とされた。 くち、ふさがれた。 「…っ、…うーちゃんは、 甘えん坊なんですね、んふふ」 「ふふー、せーぇ、」 「ホント、猫みたい」 「にゃーあにゃーあ、」 「んふふ、」 これだけで、おいらは。 きげん、よくなる、ぺっと。 あなただけのものだって、しるしをつけて。 くびわでも、なんでもいいから あなたの、ものって、さ。 .
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