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「…せえ…」 せえをちらり、とみた。 おいらのめのまえのひとも、おなじほうをみた。 ……え…? 「しおちゃん、可愛いーっ」 「うーちゃん、似合ってますよ」 「……、っ、これ…っ ……っ、お、いら……?」 やっと気付いた、とまーくんがいった。 おいら、なの? …かがみ、か ああ、だから、か 「…っ、あたま…、かるい…」 「結構切ったからねー。 しおちゃん、髪伸ばし過ぎ!!」 「んふふ、 まぁまぁ、良いじゃないの」 せいに、あたまをなでられた。 せいのてつきに、また、どきどきむねがなった。 「しおちゃん顔赤いよーって☆」 「……ふふ、」 「うーちゃん、可愛い」 せいのひとみが、やさしくひかった きらり、きらり ねぇ、せい せいは、きれい せいは、すごくおいらをたいせつにしてくれる まだ、すこししかたってないけど せいのやさしさ、 うつくしさ、つよさ。 ああ、また。 どくん、どくん .
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