向日葵畑の死闘……?

9/20
前へ
/208ページ
次へ
幽香「さ、入って」 とりあえず何事も無かったかのように戸を開ける。 琥珀「では、お邪魔します。」 幽香「それじゃ詳しい依頼内容を話すわ。」 琥珀「はい」 幽香「まぁ、簡単に言ってしまえば畑を拡張してもらいたいのよ。具体的には……」 幽香はテーブルに地図を広げた。 幽香「このへんが更地だからここの土を慣らしてくれればいいわ。」 琥珀「なるほど、分かりました。」 幽香「で、一応訊ねておきたいのだけど霊夢は私の事何て言ってたかしら?」 琥珀「……自称最強の妖怪と」 幽香「あら、素直ね。嫌いじゃないわ。」 琥珀「でも手強いとも言ってましたよ?こんな事を言うのはどうかと思うんですが……」 幽香「敬語はやめても良いわよ?下手に出ても意味が無いわ。」 琥珀「今までも自分の手で拡張してきたんじゃないのか?だとしたら今回は何故俺に依頼を?」 幽香「噂に興味を持ったから、これじゃ駄目かしら?あと……」 幽香「私、自分の傘より重い物を持ったことがないの。」 琥珀「ソーナノカー」 その時、幻想郷が少し凍った気がした。
/208ページ

最初のコメントを投稿しよう!

112人が本棚に入れています
本棚に追加