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幽香「さ、入って」
とりあえず何事も無かったかのように戸を開ける。
琥珀「では、お邪魔します。」
幽香「それじゃ詳しい依頼内容を話すわ。」
琥珀「はい」
幽香「まぁ、簡単に言ってしまえば畑を拡張してもらいたいのよ。具体的には……」
幽香はテーブルに地図を広げた。
幽香「このへんが更地だからここの土を慣らしてくれればいいわ。」
琥珀「なるほど、分かりました。」
幽香「で、一応訊ねておきたいのだけど霊夢は私の事何て言ってたかしら?」
琥珀「……自称最強の妖怪と」
幽香「あら、素直ね。嫌いじゃないわ。」
琥珀「でも手強いとも言ってましたよ?こんな事を言うのはどうかと思うんですが……」
幽香「敬語はやめても良いわよ?下手に出ても意味が無いわ。」
琥珀「今までも自分の手で拡張してきたんじゃないのか?だとしたら今回は何故俺に依頼を?」
幽香「噂に興味を持ったから、これじゃ駄目かしら?あと……」
幽香「私、自分の傘より重い物を持ったことがないの。」
琥珀「ソーナノカー」
その時、幻想郷が少し凍った気がした。
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