僕の価値

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それにしてもアイツは大丈夫だろうか この学校の医療術士は優秀なのだが性格が少しあれだからな… 先程、担任の先生からファルスに伝えるように言われた事もある 何より少し心配だ いくら盾に当たってからとはいえ中位魔法をその身に受けたのだから よし、後でアイツの部屋へ行ってみよう しかし何故あいつは本気を出さないんだ? 他の奴らは気付いていないがあいつの魔力量は私のそれの十倍はある ちなみに私は通常の大人の平均を三十倍してもお釣りが来るぐらいだ つまりアイツの魔力は常人の三百倍は有ることになる 本人は他人より少し多い程度だと思っているらしいが… 模擬戦の時、どんな挑発もアイツには届かず逆に私が挑発に乗ってキレてしまうといった戦闘が何度も続いている もっと冷静になれるよう努力しなければ… アイツは私と違って認められるべき存在だ だから いつか必ず本気のあいつと戦う為に私は自分を鍛える アイツが私に勝つまで それが私…いやレイリオ=レレルリウレスとしての 僕の価値  
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