日々の日常と、努力と。

11/13
前へ
/74ページ
次へ
大体の後始末が終わり、更衣室で制服に着替えて…少しを伸びをしたら、少し声が漏れる。 今日も一日が過ぎてくな、と携帯の液晶画面に表示されている時刻を見て、一層、疲労感が襲う。 元々は、違う地方の出身で、こちらには男子寮を借りて、住んでいるのだけど、学校施設の一部なのに少し離れた場所なので、少し帰るのが面倒くさい。 「遅い!貴様、どれだけ、私を待たすのだ!!」 まだ、他の男子が着替えてるのに、堂々とドアを開け、仁王立ちするあびる。 周りから聞こえる、野太い悲鳴が聞こえる。 新手のセクハラか? つか、年頃の女子なら、もう少し自重しろ。 「着替えおわったから、中をみるなよ…。ほら、ここ、男子更衣室だから。」 こいつのマイペースぶりには、いつも呆れさせられる。 生まれながらの金持ちは、大体こんなもんなのか? 「そうか。なんか失礼をしたようだな。皆、すまなかった。」 金持ちというか、態度が重役だな。いや、社会人じゃないから、本物はわからんが、予想で。 つか、こんな男前の女上司んとこに、配属されたくないな。
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加