日々の日常と、努力と。

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彼女の名は百川 あびる(ももかわ あびる)。 一言で言うと、「喧嘩好き」。 三度の飯より、喧嘩が大好きで、それでかなりの強者。 たぶん、俺とあびるの通う学校に喧嘩番付があれば、かなりの上位に名を連ねるかもしれない。 もちろん、そんなふざけた番付。私立とは言え、公的な教育施設にあるわけないんですがね。 「…呆気ない。」 などと、彼女の説明をしてるうちに睦先輩を含む、不良三人はこてんぱんにされているのでした。 つか、惚れた女にボコボコにされるとか、どんな気持ちなんだろう。それを思うと複雑だなぁ。 「大輔。こんなチンピラを相手する暇があったら、勉学、もしくは、部活に勤しめ。」 こちらに向かいながら、親指を睦先輩たちに向けて、不服そうに言うあびる。 いや、あんたのせいで、俺が多大な迷惑を被ってるんですが。 「はぁ~…。」 今度は心の中ではなく、表に大きなため息をした。 悩みが絶えないなぁ。この生活。
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