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警察庁長官と一警視がこんな関係になったのは――。
アノヒトがいなくなったすぐ後。
何も手につかず、暫く休暇を取るように言い渡され、途方に暮れていた。
ある日、長官から直接呼び出されて。
高級ホテルのバーラウンジに2人きりで。
緊張のあまり、少し飲みすぎてしまい、少し席を外した。
その間に長官がオレのワインに何か細工をするなんて、思いもしなかったから。
再び席に戻り、ワインを口に運ぶうちに、眩暈を感じて。
暫くすると、もやが架かったように頭がぼんやりして、躰に力が入りにくくなった。
気づくと周りには自分達以外、誰もいなくなっている。
彼に支えられるようにエレベーターに乗り、ホテルの一室に連れていかれた。
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