395人が本棚に入れています
本棚に追加
side*O
佐伯緋翔ことひーくんとは幼なじみで、いつか2人で正義の味方になろうなって約束したりしてたっけ。
暫く逢わなかった何年もの間に、おれは駐在所から警視庁に、ひーくんは警察庁から警視庁へ異動になって、再会できた。
警護課で暫く一緒だった期間もあった。
今回、ひーくんが初めて捜査の指揮を執る事になって、直属の捜査班に選ばれたのはおれを含めた4人。
個性的なメンバーだけど、顔を合わせてすぐ仲良くなって、まるでずっと前から一緒いたみたいな感じで。
けど、そんなメンバーに囲まれてるひーくんを見てて、あの事件の事が頭をよぎる。
何も無かったみたいに笑ってるけど、本当は仕事に没頭する事で忘れようとしてんだ‥きっと。
でも、この4人ならもしかして、ひーくんの心を救えるかもってちょっと思った。
最初のコメントを投稿しよう!