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水蜜「一輪、後どれくらい掛かるか分かる?」
一輪「多分後数時間程じゃないかな…?」
彼女の名は雲居一輪(くもい いちりん)この船の偵察員で水蜜の友人でもある。
水蜜同様、白蓮の待つ法界へ行く事が目的だ。
水蜜「もう少しだね…もう少しで長年の封印を…」
船は順調に進んでいたはず…だった。
ガタン!
水蜜「え⁉」
一輪「大変‼船が急に傾き始めたわ!このままじゃこの船は墜落してしまう‼‼」
恐らく原因はエンジントラブルか何かだろう…
水蜜「そ、そんな…」
一輪「船が…あぁぁ」聖輦船はゆっくりと落ちて行った。
そして…
水蜜「痛たた…あれ?ここ何処…?」
水蜜は周囲を見渡した。
周りには、彼岸花が…咲いており、その先には綺麗な河が流れている。
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