太陽の休日

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太陽の休日

手が届きそうな夕日が しっかり すっかり 街を覆ってく   どうしてこんなに寂しげな カラーを選んで しまったのかな   一生のうちに やり遂げてみたいこと あるだろと 問う前に 家路へ降りてゆく   柔らかな綿 まとわせながら 明日への支度を始めてる   これから夕食 それから入浴 読書灯を点けて眠って…   途切れぬように 破れぬように 甘い誘惑に負けぬように   あなたは 明日から三日間 ひさしぶりの休日ですね     誰も知らない 捜さない   誰も何にも 知らなくていい
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