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おそすぎたエール
膝小僧を擦りむいた日の夜
神様の悪戯だねって笑った
本当の心が、痛いほど分かる
掛けあぐねた声、埃を被ってた
自分から端っこでいいよって
良く言えば控え目
悪く言えばネガティブ
別にいいんだよって、
折れて許してた
友情の事を、いつも最優先した
泣き虫だった 幼かったね
全てを真芯で受け止め続けた
東京の暮らしにも慣れたって
忘れられそうで恐かった
駄目だね、また何時もの、
悪い癖もたげ
二つ目の言葉、
言いそびれてしまった
一人で居ると寂しかったと
いつでも小さく囁いてくれた
泣き虫だった 幼かったね
記憶の端っこに
今でも立ってる
大人に為り切れていないのは
僕の方かも知れないね
このまま終わりが来るなんて
信じたくないのに
「がんばれ…」
「ゆめまで…」
潤んだ瞳が、力強く見えた
変われた彼女を、
少し遠く感じた
一人で居ると寂しかったと
いつでも小さく
囁いてくれた
泣き虫だった
幼かったなぁ…
記憶の端っこで
今でも笑ってる
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