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視線の先には、クレーンゲームでクマの縫い包みを彼氏に取ってもらい、嬉しそうにしている女の子の姿があった。
別に、羨ましいなんて思わない。
あたしは、もう二度と男なんて信じないって決めたから。
だから、彼氏なんて、別に欲しくなんかない。
寧ろ、この世から男なんて消えてしまえばいいのにと、ただひたすら思う。
あたしの心は、男に対して冷め切っている。
本当に、そう思う。
だけど、あんな事があれば、そんな風にもなるよ。
そう、あんな事があればね……。
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