第4章[祈願]
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「ここに住まわせてください」 凜は必死で頭を下げた。 「あのねぇ…。うちはバイトとか採ってないんだよ」 「違います。給料なんていりません。ただ、働きたいだけなんです」 「…」 凜はまた頭を下げた。 「お願いします」 「…部屋だけ用意してやる」 川村さんは、しぶしぶ了解した。
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