第4章[祈願]

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川村さんは手を下ろす。 「虐待なんて絶対許さない」 凜はそう言って恵を抱きしめる。 「もう大丈夫。私がいるからね」 「う…」 恵の頬は赤く腫れていた。 「皆、お名前は?」 凜は11人の子供達に尋ねる。 子供達の名前は、恵、雪、陽子など、たくさんあった。 名前がわからない子はニックネーム。 そばかす、うんたんなどだった。
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