第5章[再会]

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「うん…。よかった…」 凜が千世を抱きしめようと広げた手を止めた。 「ありがとう…」 凜は千世の手をとって立ち上がる。 「孤児院おいで。冷やしちゃ駄目って言ったのに」 「うん…」 凜は上着を脱ぐ。 そしてそれを千世の肩にかけた。 「ありがとう」
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