第1章[決意]

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「凜ちゃんの夢見てたんだ?」 「うん…」 「どんな?」 寛は千世の頭をそっと撫でる。 「…思い出せない」 本当は全部覚えている。 ただ、涙が溢れて止まらないのだ。 「大丈夫?」 「うん…」 二人の結婚から1ヶ月経った。 千世はいまだに凜のことを忘れられずにいる。 「…会いに行けば?」
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