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「ダメに決まってんだろ?」
「あれ?俺声に出してた?」
「よく言うぜ、最後だけわざと出したくせに。」
バレてたかー、残念。
っていうか今まで演技しながら突っ込んできた俺ってすごくない?
まぁ、それは置いといて。
「コイツ呼んだのお前でしょ?」
「わかってるなら話が早い。部下にしろ。」
「絶対嫌。」
いきなり机蹴ってきたり、ダイナマイト投げてくるような部下なんていらないに決まってるでしょうが。
第一俺はボスになんてなりません。
「てめぇの部下なんてこっちから願い下げだ!!俺が10代目になるんだからな!!」
「だって、俺もそれでいいよ。」
「よくねーよ。」
本人たちがいいって言ってるんだから別にいいじゃん。
っていうかコイツ俺の雰囲気が変わったことに気づいてないし。
マフィアとしてはまだまだだな。
「よし、じゃあ戦って勝ったほうが10代目に決定だ。」
「は?俺、やらないからね。」
「まちな。」
だから俺の負けでいいってば。
って、もう戦闘態勢に入っちゃってる系ですか。
そんなに煙草咥えて苦しくないんですか?
「果てろ!!」
「っと、・・・リボーン俺だけ丸腰って不利すぎない?」
「これ使え。」
ナイフ一本ね・・・
まぁ十分だけどさ。
投げて渡すのだけはやめてほしかったな。
「っしょ、ねぇやめない?俺の負けでいいからさ。」
「うるせぇ!!俺はてめぇを倒して10代目になるんだ!!」
はぁ、めんどくさ・・・
いい加減諦めてくれないかな。
さっきから一本も爆発させられてないこと気づいてるだろうに・・・
「なっ、2倍ボム!!」
どれだけダイナマイトの本数を増やしても変わらないって。
今の戦闘能力じゃここが限界だ。
これ以上無茶をするなら命の保証は無い。
「クソ!!3倍ボム!!・・・しまっ、」
あぁ、言ってる(言ってないけど)そばからこれだよ。
本当は助けてあげる義理なんてないけど目の前で死なれるのも嫌だし。
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