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「あっれー?俺の目の錯覚?いや、むしろ錯覚じゃなきゃいけないはずの物体Xが見えるんだけど俺の気のせいだよね?」
「気のせいじゃねぇぞカスが。物体Xっていう例えは俺様にピッタリだな。俺様はXANXAS!!名前に二つのXを持つ最も十代目に相応しい男!!」
「あぁ、はいはい。物体って自分が物に例えられてるってことなのにそれにも関わらず肯定しちゃうようなイタイ頭を持った俺様やろうは何をどう間違うことなくアンタだよ。」
突然始まった(一方的な)毒舌争いにツナ側の守護者たちは「なにが起こってるのか理解できませーん。っていうかアンタ誰だよ。俺の知ってる沢田綱吉はこんな子じゃな~い。」っていう状態。
逆にヴァリアー側は「久しぶりにこの二人の会話聞いたな~、巻き込まれたくないから黙ってよ。」っていう状態。
「なんでアンタがここに存在しちゃってるわけ?ボンゴレの奥深くで氷漬けにされてたんじゃないの?」
「ハッ!!あんなもんとっくに溶かした。俺はな、この日が来るのを心待ちにしてたんだ!!てめぇに恨みを晴らすこの日をな!!」
「名悪役台詞をどうもありがとう。っていうかアンタまだあの時のこと怒ってんの?小っせぇ男だなぁ。そんなんじゃボスになれねぇぞ。」
はっきり言って今のザンザスは怖い。
本当に綱吉のことがムカついてムカついてしょうがないといった表情。
一方綱吉はアンタの存在なんか全く興味ありません、と自分の指をいじりながら右から左に聞き流し。
「おいツナ、いったいどういうことだ。」
「どういうこともなにも、あのうどの大木、大男が八年前のことを今さらになって掘り起こして怒ってんの。」
八年前・・・と考えてリボーンは思いつくことが一つあった。
しかしこれはツナと関係ないと思うが・・・なんて思ってる余裕も与えられなかった。
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