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「君が家に来るなんて珍しいね。」
「いいだろたまには。二人きりなんて滅多にないんだから。」
「まぁね。・・・赤ん坊はどうしたの?」
「家。今日は好きにしろってさ。」
あいつにも気を使える部分はあったのか今日は家にいるつもりらしい。
お前らの甘々な空間にいたら気持ち悪くなる、とかよくわからないこと言ってたけどな。
俺と恭弥は付き合ってはいるけどそんな甘い雰囲気になったことは一度もない。
「それで?突然来たんだから何か理由があるんでしょ?」
「あぁ・・・とりあえずコレ、リボーンから。」
「赤ん坊から?何だろうね?」
「誕生日プレゼントだってさ。」
突然のプレゼントでも恭弥が驚くはずもなく、興味なさそうにポケットに突っ込んだ。
中身くらい見ればいいのに・・・ってか俺も気になる。
「僕の誕生日教えてないはずなんだけどね。さすが赤ん坊ってところかな。」
「まぁ、リボーンだしね。俺も昨日あいつに教えてもらったばかりだから何にも用意出来てないんだ。次に会うときまでに用意しておくから。」
「別にいらないよ。」
まぁ、そういうとは思ったけどさ。
でもリボーンのプレゼントは受け取ったくせに俺からのプレゼントはいらないって酷くない?
確かに俺が恭弥の誕生日を知らなかったのが悪いんだけどさ・・・。
「何一人で百面相してるの?」
「別になんでもない。」
「何怒ってるの?」
「別に怒ってない!!」
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