16人が本棚に入れています
本棚に追加
せっかく恭弥の誕生日を祝いに来たのになにイライラしてんだよ、俺。
昨日、今日は楽しく過ごすって決めたのに・・・。
「君がさ、何を考えてそんなにイライラしてるんだか知らないけど、僕は別に君からのプレゼントがいらないってわけじゃないよ?」
「え・・・?」
「僕はもともと誕生日とかそういう祝い事に興味があるタイプじゃない。でもその日に自分の恋人が来て祝おうとしてくれるってことはすごく嬉しいよ。だから別にプレゼントなんていらない。君がいてくれればそれでいいよ。」
・・・ヤバイ、かっこいい。
どうして恭弥はこういうことを恥ずかしげも無く言えるんだろ。
本当に嬉しくてしょうがないんだけど。
俺、恭弥のこういう自分の気持ちを素直に口に出せるところ好きなんだよね。
「それで?今日は一日一緒にいてくれるんでしょ?」
「恭弥が望む限りいつまでもね。」
別に俺たちは普通の恋人同士みたいに甘い関係じゃないかもしれない。
でも俺と恭弥はこれでいいんだと思う。
恭弥にとって俺が必要で、俺にとって恭弥が必要。
だから俺は今日だけじゃなく、これからもずっと恭弥の側にいたいと思う。
「Happy Birthday Kyoya
I love you for ever.」
ずっと愛し続けるよ、俺の愛しい人。
*おまけ*
「ねぇ、そういえばリボーンからのプレゼントって何だったの?」
「あぁ、あれ・・・後で見せてあげる。」
「・・・?わかった。」
この後五月五日は俺にとって一生忘れられない日になりました。
.
最初のコメントを投稿しよう!