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場所は戻って体育館
「来たな、沢田綱吉!!」
「お前の防具と竹刀はこれだ」
「ん~・・・せっかくだけど防具はいいや、竹刀だけ使わせてもらう」
やっぱりな・・・
竹刀の重さがありえない程重い
ってことは防具にも細工してあるな
まぁ、俺にはこれくらいなんてことないけど
「さ、はじめましょうか持田先輩」
「あ、あぁ・・・」
お前驚きすぎだろ
この竹刀を俺が普通に持ってることがそんなに不思議か?
まぁ、試合が終わったらこのこともみんなにバラしてやるから
みんなの反応が楽しみだな
「試合、始め!!」
さて、どうかかってくる持田?
お前の剣道の腕前見せてみろよ
「試合、始まりましたよ?」
「クソ・・・」
隙がないってか、当たり前だろ
お前ごときに隙なんか見つけられるわけない
まぁ、周りからみれば俺はただ立ってるだけに見えるだろうな
「オリャァァァ!!」
諦めて強引に突っ込んできたか・・・
つまらない奴だな
もうちょっと楽しませてくれよ
「ダメツナが持田先輩の攻撃を防いだぞ!!」
「ウソだろ!?」
全然弱いじゃん
この実力であんなに偉そうなこと言ってたんだ
そのプライド、ボロボロにしてあげる
「ねぇ持田先輩、この竹刀で一本とったらどうなると思います?」
「っ・・・」
顔青ざめてるねぇ・・・
まさか自分がした細工で自分が追い詰められるとは思ってなかったんだろうね
「今度はこっちからいきますよ」
まぁ、あとのこともあるし実際に当てるのはやめてあげる
「持田先輩が負けた?」
「なんかダメツナ雰囲気違くないか?」
「なんかかっこいいよね・・・」
あの後俺は持田の竹刀を弾き返し持田にむかって竹刀を振り落とした
それを見た持田は頭を押えてその場に蹲ってしまった
もちろん俺は当てる気は無かったので持田の真横に振り落とした
そして持田は自分から降参した
勝負は俺の勝ちということになったが本番はこれからだ
持田にはもっと恥をかいてもらわないと
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