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貴方はもう愛せない
愛せはしない
耳鳴りに沈んだ眩暈の中
綺麗なシーツさえ見たくない
誰も来ないで
私に近寄らないで
崩れた幸せの淀んだ川へ
流されて逝けたら
記憶を消し去るように
私を忘れてしまいたい
涙に変えたりしないで
もう歩けない
もう聞きたくない
街の笑い声
全て終わって消えればいい
青い痣が無数についた身体が震えてる
割れた爪の痛みさえ分からない
洗い流した毒もまだ香る
今すぐに鍵を閉めて
此処にはもう誰も近寄れぬようにして
静かな暗闇で一人さ迷い叫び
死んでしまいたい
これが事実
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