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そんなことを考えていた時にこの義妹ときたら、
「そんなことはいいから早く学校行かないと!」
どうみても異常事態だろ。
なんだよ、これ夢か?
それにしてはリアル過ぎないか?しかも羽衣が出てくるなんて。
「兄さん!」
「わぁったよ、かったりぃなぁ」
まぁ、夢なんてオチは無く、義妹に罵られ、ベッドから降りてハンガーに掛かっている制服に着替えようとしていると。
「バカ! 下着替えるなら言って下さい!」
……出ていったか。
では、俺の名前は音野想一。ちなみにだ、妹(義)は【はねい】ではなく、【うい】と呼ぶから。
しかも何故か、制服着てたし。
羽衣は二年生に上がるその前で、病気によってダウンしちまった。
ドア越しに声がかけられた、それも大きな声で。
「兄さん、寝てるんじゃないでしょうね?」
「そんなに気になるなら、みにきてもいいんだぞー」
「バーカ! 死んじゃえ!」
死んでも性格変わってないな。って変わるわけないか。
酷い言われようだ。
女の子何だから、口ぐらい死ぬ前になおして欲しかったよ。
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