プロローグ

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郁「やべっ!!行かないと!!」 顎が赤いまま腰に手を当てて歩き出すお兄ちゃん。 そして私の足元にはGUCCIの二つ折りの財布が。 風「お兄ちゃん、財布」 私は拾ってお兄ちゃんに渡そうとした。 が!! チャリチャリチャリーン えっ? 何で!?開いてないのに小銭が落ちたぁ!! しかも振ったらまだ出てくる!! ってか、小銭どんだけ入ってんのー!? 郁「あ、その財布使い込んでるから穴開いちゃってるんだよねー」 いやいや、新しいの買えよ。 財布の役割果たしてなくない? 中身なくなるよ? それともアレか? 金という名のパンを歩いた道に撒いてお菓子の家にでも行くつもりか? .
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