残留

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銃声の元へ向かうと、辿り着いた場所には血にまみれた仲間兵士と…ライフルを手に持つアメリカの兵士の姿があった。 敵は俺に気が付いて振り返り、哀れむ目で俺を見た。 慌てて駆けつけた俺の手に、武器などない。 何故ここに、敵軍兵士が居るのかさえもわからない。 「…ふはっ…ふははっ、俺はお前等と争う気なんてない。とりあえず、そこの兵士を返してくれない、か?」 声が…震える。 「…どうして、ここにアメリカ兵士がいるんだ?」 "お前はコイツの仲間か?コイツがな、俺に対して攻撃を仕掛けてきたんだ。『敵なんて倒せばいいっ!』とか言いながらな。" 俺は英語を話せないし、わからない。 だが何か弁解しようとしている素振りはわかる。
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