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はっと息を飲んで、釘付けになったように視線を向ける私に気がつかないのだろうか。 彼女は血を流しながら白い薔薇を握りしめ続けていた。 そして、そんな彼女の横顔に浮かぶ微笑みを私は発見してしまったのだった。
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