第3話

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「ふぁぁ~っ…」 「どうしたの小君?」 「だりぃ…」 「大丈夫?」 「大丈夫…」 眠くて仕方がない俺は、机の上に突っ伏した。 最近面白い事ねーからこんな事に… 「ねぇ、暇(ヒマ)なんだったらさ、3組行かない?」 「はぁ…?3組?」 「みかちゃんのいる組!」 みかってまさか… おかげで一気に目が覚めた。 みかとは俺の幼なじみで、望と俺と3人で昔よく遊んだヤツだ。 見た目が少し可愛い方に入っているため、男子にはモテるが本人は自覚していないようだ。 「わりぃ…俺、パス。」 「なんで?」 「なんかすげー緊張する…」 「なんで幼なじみなのに緊張するんだよ!?ほら、行くよ!」 望は、そう言って俺の手を引っ張って行った。 俺が緊張する理由は…そう。
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