きらきら星

9/20
前へ
/35ページ
次へ
瀬尾くんにキスされてしまった。 いつかそんなこともあるかなあって、冗談で仲良しの子に話したことはあったけど、本当になるとは思わなかった。 彼は、友達。 知り合いの少ない東京で、気を許すことのできる、数少ない人のうちのひとり。 瀬尾くんとは多分思考回路がよく似ていて、好きなものや面白いと感じるポイントが合うから、一緒にいて楽しい。 でもそれは恋愛とは違って。 いや、恋愛にしたくないって思ってるだけかもしれないな。 わかんない。 ただ、失いたくない。 失うのは、怖い。    
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加