◆~親友~後編◆

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煉はすぐさま後方に跳び銃弾を回避する。 そして、風を宿した刀を天高く振り上げた! 「《風の……》」 「!?」 マイクの周りにも四本の刀! 「《……刃》!!」 煉が刀を振り下ろし鎌鼬を放つと、マイクの周りにあった四本の刀も自らを振り鎌鼬を放つ! 直撃したマイクは怯みはしたが、体を機械化していた為ダメージは余りない。 「沙助!! 合体だ!!」 「うむ!!」 煉がそう言うと、マイクが怯んだ隙に四本の刀が煉の元に集まる。 そして、四本の刀が煉の持つ刀に吸い込まれるように合わさった! すると、煉の右手には自分の身長の何倍もある大きさの刀! 「いっけぇ!!《風の巨刃(カゼノキョジン)》!!」 「ぐおぉぉぉ!?」 煉がそれを振るった瞬間、超巨大な鎌鼬が発生し、マイク諸共フィスタとセイバーナイト達を大きく吹っ飛ばした! そして、再び五本の刀に分散した沙助。 「今すぐにでもこの基地をぶっ壊したいけど、泰陽が優先だ」 煉がそう言うと、フィスタは鬼のような形相で立ち上がる。 「ぐ、ぶっ壊すだと?……調子に乗るなよ、餓鬼が!!」
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