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「今日は退くけど心配しないでよ。もう一度必ず来るから」
「逃がす訳がないだろう!! マイク、さっさと奴を殺せ!!」
起き上がるマイク。
しかし、沙助は刀二本ずつで泰陽とルイを抱え、最後の一本の刀が横になり、煉はそこに飛び乗った。
そして、一瞬で空高くまで上昇し彼方へと消えていった。
それを見上げるマイクは小さく舌打ちをしたが、何故だか笑みを浮かべている。
「く! ここまでコケにされるとは……なんとしてでも奴らを見つけろ!! セイバーナイト全隊員を出動させ、必ずここに連れて来い!!」
フィスタはセイバーナイト達にそう怒鳴る。
セイバーナイト達は勢いよく返事すると、それぞれ動き始めた。
「くそ!! この私を見下したような目で……許さん……許さんぞ、斎藤 煉!!!!」
フィスタの叫びを背中で受け止めていたマイクは、空を見上げながらただ一言呟く。
「オモシロイ……」
「奴らはまた来ると思うYO!! マイクはその時まで待ち受けるつもりだろう!?」
「…………」
マイクは振り返り歩き出す。
いずれ来る決戦のことを思うと、ニヤニヤが止まらないマイク。
「ククク……ククククク」
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