◆~親友~後編◆

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そして、最後のページ。 母親からの英文が書かれたページだ。 「僕、英語悪くはないけど得意でもないからなぁ」 そう困惑しながらも英語を訳そうと必死だ。 すると、ヒメがぽつぽつと呟き始める。 「兄弟仲良く……私はあなたを……あなた達かな……あなた達を愛してます……レンとルイ」 「…………」 「…………」 黙る煉と里奈。 セインと、訳した本人であるヒメも唖然としている。 武器猫達も口をポカンと開けていた。 里奈は煉を指差し、その指をルイに向ける。 「え……兄妹……?」 「君が……?」 「そう!……私が……妹!」 「アーーーーンビリィィィィィバボーーーーン!!!!????」 奇声を上げるセイン。 うるさいことこの上ない。 そして、ルイは突然煉に抱きついた。 「お兄ちゃん!」 しかし、未だに信じられないという表情をしている煉。 「僕が……君の?」 「そう! ずっとずっと願ってた家族!」 いつの間にか瞳の色が虹色に変わっていたルイは笑顔でそう言う。
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