◆~親友~後編◆

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それからの3日間。 泰陽の復活を待ちつつ煉達は教会で過ごしていた。 外ではセイバーナイトがうろついていた為、買い物などは信者に任せなるべく外出を控えた。 ルイは四六時中煉の手を握っており、よっぽどのことがない限り離そうとはしない。 「ご飯食べずらいんだけどな」 「嫌だ……離さない」 とまぁ、こんな感じである。 ルイ曰わく、離れていた分離れたくないらしい。 そして、里奈やヒメを交え礼拝堂で談笑していた時だ。 教会の扉が開かれセインが入ってきた。 「あ、おかえりなさい、セイ……」 そう言いかけて驚く煉。 里奈とヒメもセインを見て呆然としている。 いや、正確にはセインの後ろから出てきた人物を見てだ。 「ち、ちぃーっす」 恥ずかしそうにそう挨拶をする愛想のいい少年。 空井 泰陽だ。 「泰陽!!」 煉達はすぐさま泰陽に駆け寄った。 「あ、あんたあたしがどれだけ心配してたか分かってんの!?」 「わ、わりぃ里奈ちゃん。ってあたし?」 「違う! 間違えたの! あたし達ね! 達!」
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