新入部員を探せ

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望みは絶たれてしまったのだろうか。 希望が大きければ大きいほど絶望は大きい。 部再興の希望は瞬く間に絶望にすり替わってしまったのだ。 「くそ……」 力無くその場に倒れ込むレンの背中はとても小さく見える。 「レン……」 大丈夫だよ、と言って抱きしめてやるべきなのだろうか。 どうやればレンはまた希望を持ってくれるのだろうか。 答えは優奈にもわからない。 ただ、部屋の端でレンが立ち上がるのを待つしかなかった。 「ごめんね。ダメな幼なじみで」 触ったら崩れてしまいそうなレン。 とてもじゃないが、声をかけられそうな状況ではない。 レンはレンで、思い出が走馬灯のように巡ってきた。
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