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「やべぇな…」
そんな時、ヴィアが何かをくわえてきた
「鍵?」
それから乗り物の防壁の近くにあるスイッチを嘴でつついた
フィルが恐る恐るスイッチを押すと防壁が開いた
「セディア!大丈夫か!?」
セディアにはフィルの言っている事が解らなかったが、彼のとても心配そうな顔をしていたのでその手のひらに書いた
[大丈夫だよ]
そう書くとホッとしたような顔を彼はしていた
「さてと…逃げるか!」
フィルはセディアの乗っている謎の乗り物の運転席に乗り、鍵を入れた
そしてヴィアはセディアの肩にちょこんと乗った
―イチかバチか…
「スラルが起動するぞ!水が流れ込む!全員直ちに退避!」
「なんだコレ!?」
スラルと呼ばれた乗り物は防壁で包むと部屋に水が流れ込み、瞬く間に溜まっていった
「な…なな…!」
スラルは天井に向くと天井が開いた
エンジンが起動するような音がして、とてもじゃない速さで倉庫から出た
「うぁああああ…!」
「~~~っ!」
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