第1楽章

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「何だ」 海底からの通信のせいかノイズが少し酷い 「新しい任務だってさ」 「早く言え」 「アンタの大事な女神様が今いる地上に向かっているらしいよ?」 「冗談を言うな、第一どうやってあの牢屋から出られる」 騎士の服を身にまとっている青年は苛立ちを覚えながらも通信の相手…同じ女神守護将の五人の内一人、ゼンは画像を転送した 「なっ!?」 青年は思わず自分の目を疑った 「精霊を探して貰ってる途中だけど、女神様を連れ帰ってくることが最優先事項。」 じゃ、よろしくと言ってゼンは通信を切った 「……了解」 そう言って青年も通信を切った 青年…シオンは蒼い瞳で画像を見た後、すぐに部下達に出立の命令を出した ・ ・ ・
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