暗い夜道

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「ガキ、金を寄越せ」 三人組の男が少年の首元に刀を付けた。 「俺達、金が無くてよ…」 「サイフは、何処にあるんだ?」 「…あ」 「何だ!?ガ…」 ポケットを探っていた男が少年の顔を見て、言葉を止めた。 「どうした?」 刀を後ろから首元に付けている男が聞いた。 「このガキ…笑ってやがブッ!?」 少年が前にいる男を蹴り飛ばした。 「くたばれ、ガバッ!!」 首を斬ろとしたが、少年は、後頭部で相手の顔面にヘッドバットをして、腰にある刀を抜き、横に立っている男の首元に刀を付けた。 一瞬の出来事だった。
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