4人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
「ガキ、金を寄越せ」
三人組の男が少年の首元に刀を付けた。
「俺達、金が無くてよ…」
「サイフは、何処にあるんだ?」
「…あ」
「何だ!?ガ…」
ポケットを探っていた男が少年の顔を見て、言葉を止めた。
「どうした?」
刀を後ろから首元に付けている男が聞いた。
「このガキ…笑ってやがブッ!?」
少年が前にいる男を蹴り飛ばした。
「くたばれ、ガバッ!!」
首を斬ろとしたが、少年は、後頭部で相手の顔面にヘッドバットをして、腰にある刀を抜き、横に立っている男の首元に刀を付けた。
一瞬の出来事だった。
最初のコメントを投稿しよう!