テンジクアオイ

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「なぁ太輔…」 何度も息を吸って 吐いてを繰り返した仁君が やっと口を開いた 会おうよと誘われたのは3日前で 日曜日までに会えないかって 切羽詰まった様な言い方で 俺がいいよ、って返せば ほっとしたような声が帰ってきた 『なに?』 「突然過ぎてびっくりすると思うし 嫌がられても仕方ないんだけど」 もう一度息を吐いた仁君からは 驚くべき言葉が告げられた 「…モデル、やってくれないか?」 .
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