テンジクアオイ

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「一回事務所に来てほしいんだ まだ事務所の中の候補だから オーディションに出れるのかも 分からないんだけど」 はっと上がった顔には 何時もと違う 真剣な表情を浮かべてた 「こんなにぴんと来たの 久しぶりなんだ だから、お願い」 -*- -ガチャ 『…ただいま』 「「おかえりー」」 家族の声が聞こえる 「太輔、ご飯は?」 『友達と食べてきた』 それだけ言って 自分の部屋に閉じこもった モデル、か… それはきっと 誰だって憧れる職業だろう だけどそれは所詮憧れ 実現させることなんて 限りなく0に近い .
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