ヒガンバナ

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思い出している途中に かけられた声 俺は少しびくっとした 「大丈夫かな…」 不安そうな塚ちゃんに 大丈夫だと、言おう なのに口は動かなくて 目の前にはすっかり冷めた オムライスがあった -*- 「ただいま」 部屋に入れば 迎えてくれるペットがいる 「いい子にしてたー?」 何時も通りしっぽを振る姿に 少し安心した 大丈夫 前とは違うんだ もう、大丈夫だよ… .
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