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僕はユノヒョンに負けないように
歌もダンスも頑張った
ジュンス「デビューですか!?」
「あぁ。おめでとう」
ジュンス「ありがとうございます!」
待ちに待ったデビュー
1番に伝えたくて
ジェジュンヒョンの元に走った
ジュンス「ジェジュンヒョン」
ジェ「ジュンス!?走ってどうしたの?」
ジュンス「僕、デビュー決まったよ!!」
ジェ「本当?おめでとう!」
ジュンス「うん!」
でも神様は僕に意地悪をした
ある日に
ジュンス「~♪・・・ッ」
声が出なくなった
医者に言われたのは
変声期
声が上手く出なくて
皆は、同情の瞳で僕を見た
デビューも白紙
悔しくて一人練習室で泣いた
ジュンス「ッ・・・ヒッ・・・ク・・」
なんで・・・・
僕は歌いたいだけなのに
二度と歌えなくなるかも知れないなんて
嫌だよ
広い練習室に僕の鳴咽だけが
響いた
慰める人なんていなくて
孤独に感じた
ジェジュンヒョン・・・・会いたい
キィ
ドアが開いた
僕はドアに背を向けた
「ジュンス・・・?」
聞こえた声は・・・
ジュンス「ジェジュンヒョン・・・」
ジェ「もう家に帰ったのかと思った」
ジュンス「ジェジュンヒョンは・・・?」
ジェ「僕は泊まるとこないからここで寝るの」
ジュンス「そう・・・」
ジェ「声・・・大丈夫?」
ジュンス「平気だよ」
背を向けたまま話す
すると後ろから重みが
ジュンス「ヒョン?」
心臓がドキドキする
優しい香りがする
ジェ「泣きたい時は泣かなきゃ」
ジュンス「でも」
ジェ「今いるのは、僕と月だけだよ?強がらなくていい」
ジュンス「ッ」
ジェジュンヒョンは前にきて
僕を抱きしめた
ジェ「泣きな?」
ジュンス「っうわぁぁぁぁぁんッ」
僕はジェジュンヒョンの腕の中で
涙を流した
ずっと抑えていた気持ちが溢れた
ジェジュンヒョンの服が濡れていく
僕が泣いている間
ジェジュンヒョンはずっと頭を撫でてくれた
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