第零話 純朴に…

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生徒会長のバンビー…失礼バンブーブレイブ…バンブーブレイドが、ある生徒の額を突く。 「おい、お前」 サングラスの中の瞳がギョロリと生徒を睨み付ける。 「な、なんですか💦」 「お前…涼宮ハヒルのマンガを所持しているな⁉」 「な、なぜそれを💦💦」 「私のハヒルレイダァーを侮ってほしくないな。校内に持ち込まれたハヒルは全て生徒会で預かり世の中の人のタメになるよう生徒会が責任をもって処理します」 「そんなの生徒会長が読みたいだけじゃないか‼」 「うるさいっ‼」 バチンッ!! 夏の湿った音が飛び跳ねる。 勢い良く振りかざされたバンビィブレイドは悪性腫瘍を瞬く間に校外に吹き飛ばした。 「会長~‼‼」 他の生徒会委員が慌てる。 「先輩、あれ先輩。あの人先輩だから年上だから‼」 「先輩だ年上だ関係ない」 バンビィブレイドで先輩を突き上げる。 干からびた先輩は生気を失っていた。 「ハヒルは私の嫁だ‼‼」 先輩は投げられた… 綺麗と言っちゃなんだが、先輩は放物線を描いてゴミ箱にストレートインした。 「生徒会法九条其の二、ハヒルは会長の嫁なり、これ犯したもの死刑なり」 サングラスはキラリと光った。
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