第壱話 転校生

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そのオタクは片手で牛丼をつまみながら片手で確かにマンガを読んでいた。 「そんなの読んでないよお」 お腹のバルーンが制服の外からでも分かる。 「生徒会条例第九条により、そのようなマンガは生徒会が預かり、世の中に貢献出来るよう私が管理する」 「そんなの会長が読みたいだけだろ‼」 巨体が立ち上がる。 「マズいっすよ会長。あの日と数ヶ月前まで相撲部の部長で全国大会の優勝だから」 生徒会員α(以下👓)は会長に助言するが会長はバンビィブレイドを腰から抜いて構える。 「体重204キロ、趣味いちばんみぎななめうしろの大魔王、妹が二人、相撲では百戦錬磨だが中学時代の恋愛成績は71の0、ジャイアンツなら間違いなく戦力外だぞお前」 「なぜそれを…💦」 「ふっ、会長の私が知らないとでも…😒」 「あぁっ…💦💦💦💦💦💦」 「覚悟はいいな‼」 「す、すいませんでした‼」 バチンッ‼‼‼‼‼ … ~中略~ こうして生徒会は再び昼の学校を守り続けているのだ。 ※先ほどのオタク君は10メートル先のグラウンドまで吹っ飛んでいきました。 マンガは没収、公務執行妨害として1ヶ月の校舎掃除を言い渡された。 みんなも気を付けようね✋
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