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「相変わらず口が悪いですね……。
だからこの間も、男に振られるんだ。
黙っていれば、綺麗で美人なのに……」
(なんでコイツがこの間別れた男の事を知ってるんだ?)
一部の者しか知らない情報を、冷ややかな声で突っ込んでくる零に、私は慌てて対応する。
「あ、アンタに関係ないでしょ!」
「まぁ確かに……。
あぁ間もなく基地上空です。
着陸準備をお願いしますよ」
「本当に腹の立つ……」
私はヘルメットの中で、憎々しげに零を睨みつけ、着陸体制を整えた。
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