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そんな私の気持ちを汲み取ったかのように、神司令は言葉を紡ぐ。
「報告を――」
「ハッ!
本日14:00、アイリス空域にて敵決戦飛空機と交戦、14:30これを撃破。
無事任務遂行致しました!」
「無事遂行ねぇ……」
神司令官がおもむろに席を立ち、窓の外で消化活動されている零を見ながら、深い溜め息をつく。
「任務遂行の功績は認めよう……。 だが今回も損害が大きすぎる。
君はあの機体がどれだけ我が国の期待を背負っているか、理解しているのかね? 」
（また始まっちゃった…。いつもの小言が――。）
任務遂行がまともにいった事の無い私――。
司令の小言は、日常茶飯事なのだ。
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