18人が本棚に入れています
本棚に追加
宿舎に戻り、温かいシャワーで戦闘の汗を洗い流した私は、バスタオル一枚でおもむろに冷蔵庫からキンキンに冷えたビールを一気に煽った。
「やっぱこの一杯がたまらないわ~!」
オジサン臭い状態で一時の優越感に浸る。
「しかし、司令の奴ムカつく~。
いくら国の存亡がかかってるとはいえ、所詮性能が良いだけの飛空機じゃない!!」
司令の小言に辟易していたものが、酒の力を借りて一気にに放出する。
「ハアァ~、スッキリした。
やっぱ体の中に溜め込んどくのは、ストレス溜まって身体に悪いもんね~
うん!」
一人納得して悦に入り、ふと横にあるデジタル時計に目をやる――。
「しまった!
もぉこんな時間なの!?」
マリーナがあの後に、鬱憤晴らしとして誘ってくれた合コンの時間が迫っていた。
ドタバタと急ぎ身仕度を整え、集合場所へと走り出した。
最初のコメントを投稿しよう!