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「アルは行きたいみたいですよ。アムお義父さん」
「まだ娘を譲った覚えがないのだが?」
アルの頼みをきいてくれって言ったってことは変わんねーだろがと思ったが気にしないことにした。
「だが、アルが望んだことだしレン君は強いからな。アルを泣かせることがあれば君を許さないと思え」
「あぁ、はいはい」
俺はアルを抱き寄せながら髪を優しく撫でてあげた。
アルは幸せそうに笑っている。
アムさんは若干ムスッとしたままとっとと出てけ。と言い後ろを向いた。
俺はアルを連れて行こうとした。
アルはずっとアムさんの背中を見ていた。
そして湖が急に割れた。
「うわぁ不思議なこともあるもんだな」
そして俺達はスナブリュを立ち去った。
アルはまだ後ろを向いたままだった。
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