俺が勇者で何が悪い!?

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「……初めまして」 向こうはわざわざ頭まで下げてくれる。 律儀な娘なんだな。 頭を撫でてやりたいなと思ったが、初対面の男がすることではないと思いやめることにした。 それよりも空腹だった為か、俺は女の子が作っている料理について聞くことにする。 勿論、俺は俺も食べていいかと聞く。 「……パパに相談……する」 そう言った女の子は、どこかに行ってまた直ぐに戻ってくる。 今度は中年のおっさんもいる。 「君がアルの話していた男かい? 私の名前はアム・L・ボレアリスだ」 「レン・ドラグレットです」 この人が女の子のお父さんだろう。 そして多分、アルって名前はこの娘の名前かな? 「君はアルって言うのか?」 「……アル・N・ボレアリス」
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