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<ぱーとふぉー。宮野ハルの場合。>
今、私たちはグランドにいる。
目の前には網。
ずらりと並んだ肉の山。
申し訳程度に置かれた野菜。
―――そう、バーベキューである。
もう皆気付いたよね?
魔法の最高の平和利用方法。
「ハル、点火」
「はいよっと」
一瞬で大きな炎を燃やし始める炭。
それにしたがって、赤かった肉から油が滴り落ちる。
――そう、食料供給である。
大抵の食材は火を通せば、食べることができる。
そこで、炎を使う魔法少年(笑)のハルの出番だ。
ハルには種火になってもらって、その炎を使って調理する。
これが上手くいくと…
「この肉テラウマ~」
「ハルにやるのがもったいない位には上手いな」
「全面的に同意、ですね」
…となるのである(笑)
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