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「何口開けてんの、たっちゃん。」
「あ、いや、あの、その」
「たっちゃんどもりすぎだから。」
けらけら笑うゆーいち。
だけど、
次の瞬間真剣な顔になって
「たっちゃん、好きだよ。ずっと前から大好き。」
なんだか、その瞬間に我慢してた涙が溢れた。
「えっ、なっなんで?
なんで泣いてるのたっちゃん!!
ごめん!!謝るから、諦めるから、泣き止んで?」
あたふたあたふたしてるゆーいち。
なんか面白くなってきた(笑)
「ぐふっ。
違うよ、ゆーいち。俺嬉しいの。」
「へ。」
「ゆーいち、さっきから表情変わりすぎだから。」
「あっごめん。」
「ねぇ、ゆーいち。」
「なに?」
「俺もね、ずーっと昔から好きだった。」
そう言った途端、
ゆーいちの顔は真っ赤。
苺よりも林檎よりも赤くて…
あ、例えるから赤色インクのペンみたいな色(笑)
「ゆーいち。」
「はっ、はいっ!!」
「ゆーいちの恋、協力してやろうか?」
さっきの協力は悲しい意味、
だけど今の協力は幸せな意味。
「返事は?」
「は、ははいっ!喜んでっっ。」
幼なじみから恋人へ。
「ゆーいち?」
「ん?」
「好き。」
「俺も。大好き、たっちゃん愛してる。」
fin.
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