1章

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遥か遠くへ 帰る日。 東京へ行く君。 最後は 思い出の 御堂筋を歩いて。 賑やか過ぎるまっ昼間の 大阪。 『落ち着いたら連絡する。』 『おん‥。』 梅田からは私一人。 『もう行くね。』 『でも‥!!』 何? もう涙で振り返られんのに、あほ。 『オレら』 俺ら‥? 『決めた!オレもう決めたで!!ちょ、えーから来い!』 恥ずかしい。 誰もが見ている 改札前 あれ、すばるやない? なんて声を気にも止めず。
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